水道管凍結防止カバーはホームセンターで買える！100均の代用品も

本記事では、ホームセンターで買える水道管の凍結防止カバーを紹介します。

本格的な冬を迎えると気温が氷点下になる日も増え、凍結のリスクが高まります。

しっかりと対策をしていないと凍結で水が出なくなるだけでなく、水道管破裂など大きなトラブルにつながりかねません。

この記事を読めば、自宅に合った凍結防止カバーが見つかり、大切な水道管を守れます。

100均で購入できる代用品も紹介しているので、参考にしてください。

ホームセンターで買える水道管の凍結防止カバー

ホームセンターは、冬になると水道管の凍結防止対策コーナーが設けられるほど、凍結対策グッズが充実しています。

凍結防止カバーといっても、保温材をパイプに被せるタイプから、熱で温めるヒータータイプまで種類はさまざまです。

ここでは、代表的なホームセンターで購入できる具体的な商品例を紹介します。

カインズ

カインズでは、DIY用品から日用品まで幅広い商品が揃っており、水道管凍結防止グッズも充実しています。主な商品は、以下の通りです。

パイプロックは、水道管につけることで凍結を防止してくれます。

カクダイの凍結防止帯は水道管に巻き付けて電源を入れると、管内の水を凍結温度以下にしないように温めてくれるヒータータイプです。

他にも、さまざまなメーカーの断熱パイプカバーが売られています。種類が豊富で、好みや用途に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。

コメリ

農業資材や工具に強いコメリも、寒冷地対策として凍結防止グッズを豊富にラインナップしています。

コメリでは、水道管や塩ビ管のサイズに合わせ、さまざまな内径のパイプカバーが展開されています。

サイズ展開が豊富なので、自宅の水道管に合わせたものを購入しやすいのがメリットです。

また、水道管に巻き付けるタイプのテープやヒーター付きのものも販売されています。

コーナン

都市部から郊外まで展開するコーナンでは、手軽に使える保温材が人気です。

コーナンでは、保温効果が高いオリジナルのパイプカバーを豊富に取り扱っています。

種類が豊富で選びやすいだけでなく、価格も安価なものが多いので、気軽に購入できるのが嬉しいポイントです。

保温テープは、チューブ型カバーがフィットしにくい蛇口の根元やL字の曲がり角にも使用できます。

DCM

DCMの店舗ではカクダイを中心に、さまざまなメーカーの商品を取り扱っています。

カインズと同様に、確実な凍結防止効果を持つヒータータイプの凍結防止帯が主力商品の1つです。

その他、耐熱パイプカバーなど取り付けるだけで手軽に使える商品も多く販売されています。

パイプカバーは安価なので、複数の水道管に凍結防止の処置をしたい場合にもおすすめです。

ビバホーム

ビバホームは、プロ仕様の建材からDIY用品まで揃う大型店ならではの豊富な品揃えが魅力です。

水道管の凍結防止アイテムとしては、発泡ポリエチレンフォーム製の保温チューブや、耐久性の高いアルミ付グラスウール保温筒などを扱っています。

取扱商品は店舗によって異なるため、事前の確認がおすすめです。

ナフコ

ナフコは、幅広いサイズに対応した以下のような配管カバーやテープを販売しています。

ナフコのオンラインストアでは、さまざまなサイズのパイプカバーが売られています。水道管のサイズに合わせ、購入できるのが嬉しいポイントです。

他にも、テープやヒータータイプのものも売られているので、用途に合わせて選べます。

ジョイフル本田

大型ホームセンターであるジョイフル本田は、建築資材レベルの断熱材から家庭用の凍結防止グッズまで、多岐にわたる商品を取り揃えています。

主に扱っている商品は、以下の通りです。

水道管の凍結防止に使えるヒーターのほか、パイプカバーも扱っています。

寒さのレベルや水道管の太さ、形状などに合わせて選び分けましょう。

>>凍結防止カバーの選び方はこちら

100均で買える水道管の凍結防止カバーの代用品

ホームセンターに行く時間がない場合や、とにかく安価で応急処置をしたい場合は、ダイソーやセリアなどの100均ショップで手に入る日用品で代用可能です。

以下で、詳しく見ていきましょう。

プチプチの保護シート

梱包用の緩衝材として使われる「プチプチの保護シート」は、内部に空気の層を閉じ込めているため、優れた断熱材として機能してくれます。

代用する際は、プチプチを水道管にグルグルと何層にも巻き付けましょう。

特に冷気が当たりやすい部分や蛇口の根元を重点的に巻き付け、その上からガムテープやビニールテープで固定すると効果的です。

さらに、ビニール袋を被せて防水対策をすると効果がアップします。

アルミ製のシート

アルミ製のレジャーシートやアルミシートは、熱を反射する性質を利用して保温材として活用可能です。

水道管にアルミシートを巻き付け、上からテープで固定すれば保温効果を得られます。

先ほどのプチプチと組み合わせて使い、アルミシートを外側に巻いてから固定する方法もおすすめです。

巻く際はアルミシートが水分で劣化しないよう、ビニールテープなどで継ぎ目をしっかりと密閉しましょう。

レジャーシートのように大きなものをカットして使用する場合は、水道管全体を覆えるように幅広にカットすると作業がしやすくなります。

アルミテープ

アルミシートではなく、エアコンの配管補修などに使う幅広のアルミテープも代用できます。

テープ自体に粘着力があるため、巻き付けるだけで簡単に固定できるのが大きなメリットです。

凍結防止カバーの代用として使う場合は、水道管の凍結しやすい部分に幅の半分ほど重ねながら、斜めにグルグルと巻き付けます。

アルミテープは、プチプチやタオルなどの保温材の上から、防水・補強目的で巻くのにも最適です。

パイプ保護カバー

凍結防止を謳っていなくても、100均で売られている配管の保護や装飾を目的としたチューブ状のカバーも利用可能です。

プールスティックなどといった名前で販売されており、チューブに縦方向に切れ目を入れて水道管に被せるだけで、一定の保温効果が得られます。

チューブと水道管の間にタオルや布切れを挟み、保温効果を高めるのもおすすめです。

凍結防止を目的として売られているものではないので、あくまでも代用品として活用しましょう。

タオル類

100均のタオルや古くなったタオル、ブランケットなどの布類も立派な保温材になります。

蛇口の根元やL字に曲がった凍結しやすい部分に、タオルを何重にもしっかりと巻き付け、固定しましょう。

重要なポイントは、タオルが雨や雪で濡れないように、上から必ずビニール袋やビニールテープで防水を施すことです。

タオルが濡れると、かえって冷たくなり凍結を促進する恐れがあります。

せっかくの凍結防止策が無駄になってしまわないように、厳重にビニールを巻き付けましょう。

発泡スチロール

DIY用の発泡スチロール板や食品トレーなども、複数集めれば代用品として活用できます。

発泡スチロールは断熱性が非常に高いため、水道管の凍結防止カバーの代用品として優秀です。

水道メーターや立水栓の頭上部分など、箱型で覆える場所に使用します。

発泡スチロールを水道管の形状に合わせて加工し、上から被せてガムテープなどで固定するだけで完了です。

可能であれば、発泡スチロールの内側にアルミシートを貼り付けると、さらに保温効果がアップします。

トイレの凍結防止についてはこちら！

水道管の凍結防止カバーの選び方

ここでは、購入時に確認しておきたい3つのポイントを解説します。

水道管の凍結防止カバーは、素材や形状がさまざまです。

間違ったサイズや用途に合わない製品を選んでしまうと、十分な保温効果が得られないこともあります。

サイズを確認する

まずは水道管の太さ（外径）を測り、カバーのサイズが合っているかを確認しましょう。

カバーが大きすぎると隙間ができて保温効果が下がり、小さすぎると装着できません。一般家庭の水道管は13mmまたは20mmが多いですが、地域や設置環境によって異なります。

購入前にメジャーなどで正確に測定しておくと安心です。

耐久性や保温性能が高いものを選ぶ

屋外で使用する場合は、耐候性・防水性に優れた素材を選ぶことが重要です。

発泡ポリエチレンやグラスウールなどの断熱材は、保温性能が高く長持ちします。

また、表面がアルミでコーティングされたタイプは、紫外線や雨による劣化を防げる点も魅力です。

寒冷地や日陰など、凍結リスクの高い場所では、厚みのあるカバーを選ぶとより効果的です。

設置環境（屋内・屋外）に合わせる

凍結防止カバーは、設置場所によって適したタイプが異なります。

屋外や風の当たる場所では、厚みのある断熱材や防水加工の製品を使用しましょう。

一方、屋内配管や給湯器まわりなどは、取り外しがしやすい薄型のカバーや保温テープタイプが便利です。

また、屋外配管の一部だけが露出している場合は、必要な箇所に部分的に巻けるタイプを選ぶと施工も簡単です。

 

カバー以外で水道管の凍結を防止する方法

凍結防止カバーや保温材の設置が最も確実ですが、それ以外にも日々の対策や緊急時の対処法として有効な手段があります。

以下では、凍結防止カバー以外の方法を3つに分けてみていきましょう。

水を出しっぱなしにする

-4℃以下など、特に冷え込みが予想される夜間から朝方にかけて、水道の水を「チョロチョロ」と流し続けることで凍結を防止できます。

流れる水は静止した水よりも凍りにくい性質があり、凍結を防止することが可能です。

たくさん流し続ける必要はなく、チョロチョロとわずかに流す程度で問題ありません。

ポタポタと滴る程度では不十分な場合があるので、1本の線で水が出続けるように水圧を調整しましょう。

また、凍結対策は凍結しやすい場所すべてで行う必要があります。

ヒーターを活用する

電気の力で水道管を温める「凍結防止ヒーター（凍結防止帯）」を使用する方法もおすすめです。

ヒーターが水道管の温度を監視し、設定温度を下回ると自動的に通電して水道管を温めます。

水が凍結してしまう温度（0℃）以上を保てるため、効率よく凍結を防止できるのが特徴です。

外気温に関わらず、最も確実かつ信頼性の高い凍結防止効果を得られます。

ただし、ヒーター購入費や設置費などの諸経費と、冬季の電気代が発生する点に注意が必要です。

水道管内の水を抜く

寒冷地や長期間家を留守にする際、最も確実な凍結防止策が「水抜き」です。

水道管内の水を物理的に空にしてしまうため、凍結する水自体がなくなります。

水道管内の水を抜く手順は、以下の通りです。

給湯器や温水洗浄便座など、水抜きが必要な機器があれば、それぞれのマニュアルに従って対応しましょう。

ただし、水抜き操作は複雑な場合があり、マンションなどでは水抜き栓の場所や方法が異なることがあります。

誤った操作は機器の故障につながるため、事前に正しい手順を確認することが大切です。

万が一、凍結してしまった場合は無理に自力で対処せず、業者への相談を検討しましょう。

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万が一、水道管が凍結して水が出なくなったり、破裂して水漏れが発生してしまったりした場合は、無理に対応しようとせずに水道修理業者へ相談しましょう。

「みんなの生活水道修理センター」では、凍結した水道管のトラブルに迅速に対処できます。

水道管の構造を熟知しており、専門知識や経験豊富なスタッフが対応するので、大きなトラブルでも安心です。

また、凍結以外に思わぬトラブルが起きている場合でも、それぞれの原因を突き止めて適切に対処します。

相談・見積もりは完全無料なので、まずは気軽にお問い合わせください。

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