スッポンを使ったキッチンつまりの直し方！使う際の注意点

スッポンを使ったキッチンつまりの直し方を解説します。

この記事では、家庭にある「スッポン（ラバーカップ）」を使って自力でつまりを解消する手順を紹介しています。

この記事を読むことで、業者を呼ばずにキッチンのつまりを解消できる可能性が高まり、出費や時間のロスを防ぐことができます。

原因別の対処法や、使用時の注意点、スッポンで直らない場合の対処法まで網羅しているので、ぜひ参考にしてください。

キッチンつまりの原因と対処法

キッチンつまりの原因と対処法を、3つ紹介します。

 

油や洗剤カスの蓄積

調理の際に流れた油や、食器洗いで使う洗剤の成分は、排水管の中で冷えて固まると、内側にこびりついていきます。

最初は少量でも、日々の積み重ねで排水の通り道が狭くなり、やがて水の流れが悪くなってつまりの原因になります。

特に冬場は油が固まりやすく、つまりが発生しやすい時期です。

こうした場合には、スッポンを使って圧力をかけることで、こびりついた汚れを動かし、水が流れるようにするのが効果的です。

スッポンでの直し方を見てみる

食材カスや米粒の流入

調理や食器洗いの際に出る細かい食材カスや米粒は、三角コーナーや排水口ネットを使っていても、隙間から流れ込んでしまうことがあります。

特に米粒や野菜くずは水を含んで膨張しやすく、排水管の中で他の汚れと絡まり合ってつまりを引き起こすことも。

こうしたケースでは、スッポンを使ってつまりを一気に押し流す方法が有効です。

圧力でつまったカスを動かし、排水管の通りを確保することで、スムーズな水の流れが回復します。

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スポンジやフォークの落下

うっかりスポンジやフォークなどの異物をシンクに落としてしまい、そのまま排水口に入り込むと、物理的な障害となって水が流れなくなります。

このような異物のつまりは、スッポンで圧力をかけても取り除くことはできません。

むしろ、無理に吸引や押し込みを行うと、異物がさらに奥へと押し込まれてしまい、状況が悪化する可能性があります。

こうした場合は、無理をせず、速やかに専門業者に依頼して、安全かつ確実に異物を取り除いてもらうことが大切です。

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スッポンを使ったキッチンつまりの直し方

スッポンを使ったキッチンつまりの直し方を紹介します。

また、事前に下記の道具を用意しておくと、スムーズに作業に取り掛かれます。

1.水を適量ためる

スッポンを使う前に、まずシンクに5〜10cmほどの水をためておくことが大切です。

この工程は、スッポン（ラバーカップ）の吸引力を最大限に発揮するために必要な準備です。

排水口のつまりを押し出すには、空気よりも水の方が圧力が伝わりやすいため、水をためておくことで効果的につまりを動かすことができます。

水の量は、ラバーカップのゴム部分がしっかり浸かるくらいが目安です。

浅すぎると十分な圧力がかからず、深すぎると作業中に水が飛び散ってしまう可能性があります。

バケツで水を加えたり、必要に応じて一度排水口に栓をしてからためるとスムーズです。

2.スッポンを排水口に密着させる

シンクに水をためたら、次に行うのがスッポン（ラバーカップ）を排水口にしっかり密着させる作業です。

ここで重要なのは、ラバーカップの中心部分が排水口の穴にぴったり合うように、ゴム部分をしっかり押し当てることです。

少しでも隙間があると、水や空気が漏れてしまい、力が分散してしまい、効果が弱まってしまいます。

密着させる際は、力を入れて押しつけるというよりも、排水口とゴムが密着するように角度を調整するのがコツです。

3.ゆっくり押して、勢いよく引く【数回繰り返す】

スッポンを排水口にしっかり密着させたら、いよいよ吸引動作に移ります。

ここでのポイントは、ゆっくり押し込んで、勢いよく引くという動作を繰り返すことです。

つまりの程度によっては、10回前後繰り返すことが必要な場合もあります。

焦らず、根気よく行うことが成功のコツです。

4.水の流れを確認する

スッポンでの押し引き作業を数回繰り返したら、最後に水の流れをチェックしてください。

シンクにたまっていた水が徐々に減り、スムーズに排水されるようになっていれば、つまりが解消されたサインです。

水が「ゴボゴボ」と音を立てながら勢いよく流れていく場合、つまりが抜けた合図と考えて良いでしょう。

特に油汚れや食材カスが原因の場合、何度かの吸引で少しずつ流れが改善されていくことがあります。

また、水の流れが改善した後も、念のためコップ1～2杯分の水を流してテストしておくのがおすすめです。

これで問題なく排水されれば、ひとまず応急処置としては成功です。

スッポン使用時の注意点

スッポン使用時の注意点を2つ紹介します。

スッポンといっても、実は用途によって形状が異なります。

トイレ用は「深型」で、水をしっかり押し出す構造になっていますが、キッチンの排水口には不向きです。

キッチンの場合は排水口が浅く広いため、ラバーカップも「浅型」を選ぶのが正解です。

深型を無理に使おうとするとうまく密着せず、十分な吸引力が得られません。

また、トイレ用を流用するのは衛生面でもおすすめできません。

キッチン用として1つ専用の浅型スッポンを用意しておくと、いざというとき安心です。

熱湯をかけるのもNG

キッチンのつまりを解消しようとして、熱湯を一気に流すのは危険です。

確かに油汚れなどには熱湯が効果的と思われがちですが、長年使用して劣化した配管に熱湯をかけると、急激な温度変化によって亀裂が入ったり、最悪の場合破損する恐れがあります。

特に塩ビ製の排水管は高温に弱く、耐熱温度を超えると変形や漏れの原因にもなります。

ぬるま湯程度なら問題ありませんが、グラグラに沸いたお湯を直接流すのは避けましょう。

スッポンで直らない場合の対処法

スッポンで直らない場合の対処法を、3つ紹介します。

トラップを外して掃除する

スッポンでもつまりが解消しない場合は、排水トラップの内部に汚れがたまっている可能性があります。

キッチンの排水口下には「S字」や「P字」と呼ばれるカーブ状のパイプがあり、水をためて下水の臭いを防ぐ役割を果たしていますが、ここに食材カスや油汚れが蓄積し、つまりの原因になることも。

掃除する際は、まずトラップの接続部分にあるナットを手や工具でゆるめて、慎重にパイプを取り外します。

中から汚れた水やゴミが出てくるので、下にバケツや新聞紙を敷いておくと安心です。

取り外したパイプは、ブラシなどで丁寧に洗い流し、元通りにしっかり取り付けましょう。

この作業には多少の手間がかかりますが、目に見える汚れを直接取り除けるため、効果的な方法のひとつです。

ワイヤーブラシ・パイプクリーナーを使う

スッポンやトラップ掃除でもつまりが解消しない場合は、ワイヤーブラシやパイプクリーナーを使った物理的な除去も効果的です。

これらの道具は、排水管の奥に届きにくい汚れやこびりついたカスをこそぎ取るためのもので、特に長年の蓄積による頑固なつまりに適しています。

使い方は、排水口からワイヤーを奥へと差し込み、ハンドルを回しながらゆっくり進めていきます。

ブラシが汚れに当たると抵抗を感じるので、その部分を前後に動かして削り取るようにすると効果的です。

キッチンつまりが起きたときに自分で解消するそのほかの方法を確認したい方はこちら！

業者へ依頼する

スッポンやトラップ掃除、パイプクリーナーなどを試してもつまりが解消しない場合は、無理をせず専門の業者に依頼するのが安全です。

特に異物の落下や配管の奥深くでのつまり、臭いの原因が不明な場合などは、自己判断で対応を続けると悪化させるリスクも。

水回りの業者は、専用の高圧洗浄機や内視鏡カメラなどの機材を使って、原因を正確に特定し、短時間でつまりを除去してくれます。

キッチンのつまりは「みんなの生活水道修理センター」へ！

キッチンのつまりは原因に応じて自分で対処できますが、スッポンや掃除でも改善しない場合は、無理をせずプロに任せるのが安心です。

「みんなの生活水道修理センター」なら、経験豊富なスタッフが迅速に対応し、配管の状態に応じた最適な処置を行います。

24時間365日対応可能なので、急なトラブルでもすぐに相談可能。

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