プロが伝授!トイレの汚れが簡単に落ちる!?汚れ別オススメ掃除方法

トイレの黒ずみや黄ばみなどの頑固な汚れが、掃除でなかなか落ちず苦労をした経験のある人もいるのではないでしょうか。
しかしこうしたトイレの汚れも、正しい洗剤選びと掃除のコツさえ掴めば簡単に落とせるようになるのです。
本記事ではトイレの汚れや場所別に、簡単にきれいにできる掃除方法を紹介します。
記事の内容
トイレの便器内は汚れがもっとも気になりやすい場所
トイレで目立つ汚れがつきやすいのが、便器の中です。
ただし便器の中といっても、汚れる場所や汚れの種類はさまざま。
トイレの便器内で汚れが溜まりやすく、掃除をするのが大変な箇所は下記の通りです。
- 便器のふち裏
- 排水口付近(通称サボったリング)
- 便座の背もたれの下
- 温水洗浄トイレのシャワーノズル
なんと便器内だけでもこれだけの厄介な汚れの存在があるんです。
どれも目立つようになってしまった後では、簡単には落とせないことの多い汚ればかりではないでしょうか。
でも安心してください。それぞれの汚れに適した洗剤や掃除方法を用いれば、短時間で簡単に汚れが落とせてしまうのです!
それでは、それぞれの汚れに分けて、掃除方法を解説していきます。
便器のふち裏の汚れの原因と掃除方法
便器のふち裏は、日々の尿ハネ汚れが付着しやすい場所なので、どうしても汚れがたまりがちです。
また直接目で見ながら掃除ができない分、なかなかきれいにできない場所でもあるでしょう。
便器のふち裏汚れの原因
便器のふち裏の汚れの原因は、尿石と呼ばれるものです。
飛び跳ねた尿が蒸発して固まり、層のようになっているのが特徴です。
「石」とつくようにカチカチに固まってしまうため、ブラシでこすっても落ちにくい特性があります。
便器のふち裏汚れの掃除方法
尿石はアルカリ性の性質をもつ汚れです。
こうしたアルカリ性の汚れは酸性の洗剤で中和させ、固くなった状態を緩めて落とすのが効果的。
酸性のトイレ用洗剤を汚れにかけてから掃除をするだけでも効果がありますが、より効果的に掃除をしたいときは下記の流れで掃除をするのがオススメです。
1.便器のふちや、ふち裏にトイレットペーパーを張り付ける
2.トイレットペーパーにしみこませるようにして酸性トイレ用洗剤をかける
3.洗剤のパッケージに表示されている時間放置する
4.ブラシで軽くこすり水を流してすすぐ
洗剤をしみこませたトイレットペーパーで湿布することで、固くなった尿石汚れを緩めて落とします。
便器奥の通称サボったリング(輪ジミ)の原因と掃除方法
便器内の排水口付近、水が貯まるあたりにできてしまう、黒い輪っか状のシミ汚れ。
この輪ジミはトイレの掃除を長いことせずにいるとできてしまうことが多いことから、「サボったリング」などと呼ばれることもあります。
サボったリング(輪ジミ)の原因
この黒いリング状の汚れの原因は、尿石とカビです。
便器の奥には常に水が溜まっている状態のため、雑菌によりカビが繁殖しやすい状況にあります。
黒カビだけならブラシで擦れば落ちてしまうのですが、そこに水垢や尿石(尿に含まれるカルシウム成分)がプラスされるため、擦ってもなかなか落ちない状態になってしまうのです。
いわゆるさぼったリングは、水垢や尿石、カビによる汚れであり、それぞれ下記のような性質を持っています。
汚れ | 性質 |
---|---|
カビ | 酸性 |
水垢 | アルカリ性 |
尿石 | アルカリ性 |
サボったリング(輪ジミ)汚れの掃除方法
掃除をするときは、汚れが持つ性質とは反対の性質のある洗剤を使うのが効果的です。
この場合、尿石や水垢はアルカリ性のため酸性の洗剤が有効、カビにはアルカリ性の洗剤が有効ということになります。
ただし酸性とアルカリ性の洗剤は混ぜると有毒なガスが発生してしまうので、同時には使用できません。
ですのでまずは酸性洗剤で固まった尿石汚れを落とし、翌日に酸性洗剤でカビを落とす掃除方法がオススメです。
カビは固まった尿石汚れの上に発生していることも多いので、酸性洗剤で尿石を落とすだけで、すっきりときれいに落ちてしまうこともあります。
掃除方法はとても簡単。
洗剤を輪ジミ汚れめがけてかけた後、洗剤に表記されている時間放置し、その後水を流すだけです。
ほとんどのケースでこすり洗いなどせずに落とせますので、オススメの方法です。
便座と背もたれの間や隙間の汚れ
便座と背もたれの間やつなぎ目の部分も、掃除がしにくく汚れがたまりがちな箇所です。
可能であれば定期的に便座を外してお掃除するのが良いのですが、毎日の掃除だとそうもいきません。
こうした隙間の汚れは、月に一度程度、綿棒か専用の隙間用ブラシを使って掃除をするのがオススメです。
ただしこうした隙間部分の汚れを掃除する際には、使用する洗剤の種類に注意が必要です。
陶器でできている便座部分と、プラスティック製のふた部分では、使用できる洗剤の種類が異なる場合があります。
プラスティック部分に洗剤が触れるような場合には、トイレ用の中性洗剤を使うと安心です。
薄い専用のブラシに薄めた食器用洗剤をしみこませて使うのもありでしょう。
掃除方法としては、ブラシを隙間部分に入れ込み、汚れを書き出すようにするのがポイントです。
ほこりなどがたまり、固まっている場合もありますので、少しずつ丁寧に掃除をしましょう。
温水洗浄トイレのシャワーノズル
温水洗浄トイレのシャワーノズルは、普段直接目に触れる機会が少ないため、汚れていることに気が付きにくいパーツです。
実際は尿や便などが飛び、かなり汚れがついてしまっている箇所でもあります。
シャワーノズルの汚れの原因
温水洗浄トイレのシャワーノズルの汚れは、便や尿のほか水垢やカビなどが原因です。
かなり汚れが目立つ部分ではありますが、デリケートなパーツでもあるため、潜在を直接かけて掃除をすることができません。
シャワーノズルを掃除する場合は、シャワーノズル専用のおそうじクリーナーなどをつかいましょう。
シャワーノズルの掃除方法
シャワーノズルを掃除する際は、下記のような手順で行うと安全かつきれいに掃除ができます。
1.温水洗浄トイレの電源を切る(可能であればコンセントも抜く)
2.シャワーノズルを優しく手で引き出す
3.トイレ専用のおそうじシートか柔らかい布におそうじクリーナを付ける
4.シートでシャワーノズルの汚れをふきとる
5.軽く水拭き(クリーナーのついていないお掃除シートを使っても〇)
シャワーノズルのようなプラスティック製のパーツには、ティッシュペーパーやトイレットペーパーでお掃除すると、細かな傷をつけてしまうためNGです。
柔らかい布や専用のおそうじシートを使って、やさしく掃除するのがベストでしょう。
またノズルの引き出し方法は簡単ではあるものの、製品によって異なるため注意が必要です。
温水洗浄トイレの説明書や、メーカーのページなどを確認しておくと安心です。
トイレの汚れを簡単に落とす掃除のコツ
トイレにはさまざまな汚れや、掃除が困難な箇所があります。
またトイレ用の洗剤やお掃除グッズの種類も非常に豊富なため、いったいどのアイテムが気になる汚れに適しているのか悩んでしまうという人も多いようです。
ですがトイレに限らずお家で発生する汚れの多くは、汚れの性質に合わせた洗剤を適切に選ぶことで、負担なく簡単に落とすことができます。
アルカリ性の汚れには酸性の洗剤を、酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤を使うのが、楽に汚れを落とすコツです。
汚れの性質がよくわからない場合には、トイレ用の中性洗剤や食器用洗剤を水で薄めたものを使うのでもよいでしょう。
汚れや素材に合わない洗剤を、長時間つけておく方法では、汚れが取れないばかりか便器などを傷めてしまう原因にもなります。
トイレの汚れを無理なく落とすには、汚れに適した洗剤を使うのが一番の方法となります。
洗剤選びさえしっかりできれば、ごしごしとこすり洗いをすることもなく、汚れを簡単に落とせるケースも少なくはありません。
これまでトイレ掃除に苦手意識を持っていたかたも、このポイントさえ押さえれば、トイレ掃除に負担を感じにくくなるのではないでしょうか。
まとめ:トイレの汚れは洗剤選びが重要です
トイレ掃除は、毎日しっかりと行うほうがよいとされています。
しかし忙しい日々の中で、すみずみまでトイレ掃除を行うのは決して簡単なことではありません。
とはいえ、トイレ掃除のタイミングを逃してしまい、汚れが蓄積してしまった場合でも大丈夫です。
本記事で紹介したように、汚れに合わせた洗剤さえ選べば、頑固なトイレの汚れも簡単に落とすことができます。
面倒に感じることもあるかもしれませんが、ぜひトイレ掃除のポイントを押さえて、トイレ掃除に気軽に取り組んでみてはいかがでしょうか。
FAQ トイレの汚れに対する掃除方法についてのよくある質問
-
Qトイレで使うべきではない洗剤などはありますか?
トイレ用として販売されている商品であれば、基本的にどの洗剤を使用しても問題はありません。ただし塩素系洗剤と酵素系洗剤を同時に使用すると有毒なガスが発生するため絶対にNGです。便器の痛みなどが心配な場合は、漂白剤などは使用せず中性洗剤を使用すると安心でしょう。
-
Q毎日掃除をしているのにトイレが臭います
アンモニア臭がするという場合は、トイレの壁紙や天井に臭いが染み付いている可能性があります。お掃除ワイパーなどを利用して、壁や天井の掃除も定期的に行うとスッキリするでしょう。下水のような匂いがする場合は、便器の奥の排水管から悪臭が上がってきている可能性があります。便器内の水位が下がりすぎていないか確認しましょう。
-
Qトイレタンク内は掃除が必要でしょうか
毎日のお掃除は不要ですが、定期的な掃除は必要です。常に水で満たされているトイレタンクないは、湿気が多くカビも発生しやすい状況にあります。掃除の際は泡立つような洗剤や漂白剤などは、タンク内の部品を傷める原因となるため使用はNG。必ずトイレタンク専用の洗剤を使用しましょう。
今週のNo.1おすすめ優良業者!
みんなの生活水道修理センター
「みんなの生活水道修理センター」は、東京・神奈川・千葉・埼玉を対応エリアとする地域密着型の水道修理業者で、出張・点検・見積りがすべて無料、見積り金額に納得いただいてからの作業、もちろん追加料金も一切無しなので安心して依頼できます。⇒LINEで気軽に無料相談してみる
